アラサー女のいろいろ

30歳女性ライターによる色々。思ったことメモ

2018年夏限定! 夜の美術館(展覧会)を楽しめるサマーナイトミュージアム※8月31日まで

<INDEX>

サマーナイトミュージアムとは?

東京都美術館(上野)のおすすめポイント

東京都江戸東京博物館(両国)のおすすめポイント

東京都写真美術館(恵比寿)のおすすめポイント

東京都庭園美術館(目黒)のおすすめポイント

 

 

今年もサマーナイトミュージアムが開催されます!

 

サマーナイトミュージアムとは、東京都美術館(上野)、東京都江戸東京博物館(両国)、東京都写真美術館(恵比寿)、東京都庭園美術館(目黒)が、7月19日(木)~8月31日(金)までの各金曜日、開館時間を夜21時まで延長しているイベントです。

 

サマーナイトミュージアム 公式HP

https://www.rekibun.or.jp/nightmuseum2018/

 

サマーナイトミュージアムがおすすめの理由は3つあります。

 

1.涼しい&日焼けを気にせずお出かけできる

今年の夏は特に暑い! しかし、美術館は作品の状態保存のために厳密に温度管理がされているため、暑い夏も涼しく鑑賞することができます。美術館まで行くのが億劫…という人も、日が沈み気温が下がる夜からのお出かけだったらいくらか行きやすいのでは。夜のお出かけだと日焼け止めを塗らなくて済むのもうれしいですね。

 

2.会社の後でも行ける

通常美術館は夜18時頃には閉館してしまうところが多く、平日に行くのは難しいという人も多いのではないでしょうか。しかし、この期間は金曜日夜21時まで開館しているので、会社帰りに足を延ばすこともできます。

 

3.学生はお得! 夜間観覧は無料

美術館は学生割引が適用されるところが多いのですが、この期間は金曜の夜18時以降は学生は無料で観覧できます。普段美術館に行かないという人も、この機会に美術館デビューを果たしてみては?

 

ほか、美術館の展示内容に関連したミニコンサートや、絵の見どころなどを解説してくれるトークイベントなども開催されます。また、東京メトロとコラボで、謎解き×美術館のコラボ企画もある様子。ぜひチェックしてみてくださいね!

 

mysteryrally.com

 

では、ここからは各美術館の見どころを紹介していきます。

東京都美術館(上野)のおすすめポイント

東京都江戸東京博物館(両国)のおすすめポイント

東京都写真美術館(恵比寿)のおすすめポイント

東京都庭園美術館(目黒)のおすすめポイント

 


東京都美術館


アクセス:JR上野駅徒歩7分
営業時間:金曜日9:30~21:00 その他9:30~17:30
※平常時は9:30~17:30
休館日:毎週月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)


【1】夜景&夕涼みお散歩スポット
日本屈指の美術館や博物館が集まる上野公園内にある美術館の1つ。こんなことを言うと美術館好き失格かもしれませんが、美術館に入らなくても夜に行く価値があるスポット。夜景がきれいで、歩いているだけでロマンチックな気分になれる、そんな絶好のお散歩コースなのです。

 

www.facebook.com

 

大きな噴水の周りはベンチがあるので、昼も夜もスタバ片手におしゃべりしている人たちをよく見かけます。目の前にスタバがあるのもポイント高いですね。

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そして、美術館の入り口はレンガ風で静謐な雰囲気なのですが、浮かび上がる光のオブジェ。この風景を見たいがために、東京都美術館の展示は夜に行ってると行っても過言ではありません。

 

サマーナイトミュージアムの一環として、ライトアップされた夜の美術館を案内してくれるツアーも開催しています。

トビカン・ヤカン・カイカン・ツアー
https://www.tobikan.jp/learn/architecturaltour.html

【日時】7/27(金)、8/17(金)、8/24(金) 19:30-20:00頃
【受付開始時間・集合場所】19:15 ロビー階ミュージアムショップ前(先着15名)
【料金】無料(事前申込不要)

 

そして、東京都美術館から上野駅へ向かう途中では、ライトアップされたスカイツリーが。足を止めて写真を撮っている人もよく見かけます。1人で音楽を聞きながら、仲良い友達ととりとめないおしゃべりをしながら、カップルでロマンチックな夜のデートとして、どんな時でも楽しめるスポットなのです。

 

ちなみに、ポケモンGOやっている人は上野公園エリアは有名な「巣」なので、ついでにポケモン集めするのもいいかも。

xn--u9j5g1eva9fz465a.net


【2】特別展「没後50年 藤田嗣治展」(猫好き必見!)
2018年7月31日(火)〜 10月8日(月・祝)
チケット代: 1,600円(学生1,300円ほか)
混雑状況: https://twitter.com/foujita2018
音声ガイド:津田健次郎(声優)

 

foujita2018.jp

おすすめ日程
8/10(金)展覧会の見どころを解説あり(18:30~19:00)
8/17(金)藤田嗣治にちなんだ弦楽ミニコンサートあり(18:00~、19:00~各回20分程度)
8/31(金)展覧会の見どころを解説あり(18:30~19:00)

 

西洋画の展覧会です。1913年夏、パリに留学しピカソ、ルソーなどの絵画を知って、「その日即座に私は自分の絵具箱を地上に叩きつけて、一歩から遣り直さねばならぬと考えた」記すほどの衝撃を受けたそう。その後、フランスで生涯を終えるまで、たくさんの絵を残しました。作品の特徴としては、独特な乳白色で女性の肌を描いたこと。透き通るようで柔らかく美しい、引き込まれるような魅力があります。

 

また、藤田嗣治猫好きだったようで、自画像にも猫を一緒に描き、「猫の本」という画集も出ているなど、猫の絵もたくさん残しています。今回の藤田嗣治展の公式ツイッターアカウントにも猫のイラストがあり、猫のオリジナルグッズも販売しています。今にも動き出しそうな、自然体にイキイキと描かれた猫たち。猫好きにはぜひ見てほしい作家の1人です。

ちなみに、おかっぱに丸眼鏡の自画像を見ると今日のいわゆる「画家イメージ像」に大きく貢献しているのかもしれません。

 

 


【3】企画展「BENTO おべんとう展―食べる・集う・つながるデザイン」
2018年7月21日(土)〜 10月8日(月・祝)
チケット代:800円(学生400円ほか)
混雑状況: https://twitter.com/bento_tobi

bento.tobikan.jp

おべんとう箱をテーマにした展示。日本独自の文化である「おべんとう」には人と人をつなぐ物語があり、コミュニケーションの一種でもあります。古今東西のさまざまな遊び心のあるお弁当箱や、現代作家がつくる「おべんとう」など、ほっこりする展示です。

 


東京都江戸東京博物館


アクセス:JR総武線両国駅徒歩3分
営業時間:金曜日9:30~21:00 土曜日9:30~19:30 その他9:30~17:30
※通常時は9:30~17:30 (土曜日は9:30~19:30)
休館日:毎週月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)
チケット代:600円(学生480円)学生17:00以降入場で無料
https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/


おすすめ日程
夏の夜にぴったりな、講談師による本場の怪談(えどはく寄席)を聞けちゃいます。
7/20(金)、7/27(金)、8/3(金)、8/10(金)、8/17(金)、8/24(金)
18:30~19:15

両国は相撲で有名な両国国技館あるところです。ちゃんこ鍋のお店もいっぱいあります。また、近年オープンしたすみだ北斎美術館や、東京の日本酒蔵すべてが自販機感覚で利き酒できる「-両国- 江戸NOREN」の東京商店など、江戸東京博物館国技館以外にも見どころができました。少し足を延ばせば、浅草やスカイツリーにも行ける距離なので、美術館の後はそのまま「夕涼みがてら街歩き」というのもよいかもしれません。


■常設展■
江戸時代の街並みが再現された館内は壮観! タイムスリップしたような気分で当時の人たちの生活を見たり、体験できたりします。身近な生活にかかわるものが多いので、「昔はこんな風にしてたんだ……」「これおじいちゃんの家で見た!」など、歴史好きじゃない人でもアトラクション気分で楽しめますし、歴史好きの人は見どころが多過ぎて半日じゃ足りないくらいかもしれません……。

 

asoview-trip.com


東京都写真美術館


アクセス:JR恵比寿駅(恵比寿ガーデンプレイス内)
営業時間:木・金曜日10:00~21:00 その他10:00-18:00
※通常時は木・金曜は10:00~20:00
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館し、翌平日休館)
https://topmuseum.jp/
混雑状況: https://twitter.com/topmuseum


【1】企画展「世界報道写真展2018」
2018.6.9(土)—8.5(日)
チケット代:800円(学生600円)
https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3060.html

 

世界最大規模の写真展「世界報道写真展」。イスラム国(ISIS)からのモスル奪還を巡る戦闘に巻き込まれる市民や廃虚と化す街、イスラム過激派「ボコ・ハラム」の誘拐から逃げだし、自爆用の爆弾から免れた少女たちの姿、密猟者からの保護のため自由を脅かされざるを得ない動物、大統領に対するベネズエラでの抗議活動の模様など。私たちがニュースで知っているのは、ほんの一部に過ぎないのかもしれません。今、世界で起きていることに目を向けてみませんか。


【2】TOPコレクション たのしむ、まなぶ
2018.5.12(土)—11.4(日)
チケット代:500円(学生400円)学生は木・金18:00以降無料。
https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3050.html

東京都写真美術館の収蔵作品を「たのしむ、まなぶ」というテーマで紹介する展示。美術館の空間ならでは感じるものや、自分のリズムで好き自分の興味にそって見ていくことで気付くもの、「分からない」ことに気づき「分からなさ」を楽しむものなど、美術館で出会う「たのしみ」「まなび」にクローズアップしています。会期によって展示内容が変わります。
~8.5(日)(イントゥ・ザ・ピクチャーズ)
8.11(土・祝)~(夢のかけら)

 

【3】企画展「杉浦邦恵 うつくしい実験ーニューヨークとの50年ー」
2018.7.24(火)—9.24(月・振休)
チケット代:900円(学生800円)学生は木・金18:00以降無料。
https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3054.html

写真家の杉浦邦恵の足跡を辿る展示。1963年、20歳の時に単身渡米し、シカゴ・アート・インスティテュートで写真と出会った杉浦。当時はまだ美術学校では絵画や彫刻が主流という時代。写真を専攻する学生もいない中で、彼女は表現としての写真の可能性に気付き、写真の伝統や因習を破ろうとさまざまな手法で制作をおこなっていきます。表現の先駆性と独自の世界観をとらえ、作品の魅力に迫ります。


東京都庭園美術館

 

アクセス:JR山手線「目黒駅」徒歩7分 ほか
営業時間:金曜日10:00~21:00 その他10:00~18:00
休館日:毎月第2・第4水曜日(祝日の場合は開館、翌日休館

https://www.teien-art-museum.ne.jp/


混雑状況:https://twitter.com/teienartmuseum

 

企画展「ブラジル先住民の椅子 野生動物と想像力」
2018.6.30(土)—9.17(月)
チケット代:1,200円(学生960円)※学生17:00以降入場で、無料

www.teien-art-museum.ne.jp

 

おすすめ日程

7/27(金)18:30-「ブラジル先住民の椅子」展の担当学芸員による見どころ解説

8/3 (金)16:00-、18:30- 「ブラジル先住民の椅子」展の新館会場で流す音楽を生演奏

8/24(金)18:30-「ブラジル先住民の椅子」展の担当学芸員による見どころ解説

 

ぱっと見、木彫りの動物オブジェのコレクションかな?と思うのですが、実はすべて「椅子」なのです。ブラジル北部のアマゾン河やシングー川流域で暮らす先住民の人々が作る一木造りの椅子。彼らの生活や伝統と結びついて生まれた独特な表現の動物たち。かわいくて愛嬌があり、木のぬくもりがあり、心がほっとするような展示です。

 

以上、各美術館のおすすめポイントでした。この夏ぜひ、夜の美術館に足を運んでみてくださいね!

併せてこちらもぜひ。モネ-それからの100年-(横浜美術館

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 新宿から1駅。オペラシティで楽しめるイサム・ノグチの空間の彫刻世界。

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